負傷者の続出と選手層の薄さが成績に直結し、来2025/26シーズンに向けた大規模な改革の必要性が高まっているマドリード。
スペインメディア『マルカ』によると、クラブは今夏、左サイドバックと中盤の補強を目指しており、ターゲットとしてボーンマスDFミロシュ・ケルケズ、リバプールMFアレクシス・マック・アリスター、レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディの名が挙がっている。
左サイドバックのケルケズは、今シーズン好パフォーマンスを見せ、若さと守備力を兼ね備えた存在として評価されている。
中盤の主要ターゲットとされるマック・アリスターは、2028年まで契約を結んでいるリバプールが放出に消極的な姿勢を示しており、さらに本人もプレミアリーグ残留を希望していると伝えられている。マドリードが獲得に乗り出すには、クラブと選手双方に対して破格のオファーを提示する必要があるだろう。
スビメンディ獲得に関しては、現時点ではプレミアリーグのアーセナルが優勢とされ、争奪戦は激しさを増しそうだ。
リバプールのDFトレント・アレクサンダー=アーノルドが加わる可能性も取り沙汰されるなか、マドリードは今夏、抜本的な補強に踏み切るかどうかの岐路に立っている。負傷者続出と選手層の薄さに苦しんだ今シーズンの反省を糧に、どこまで本気で陣容の再構築に動くのか。その一挙手一投足が注視されることになりそうだ。