ベルギー1部KAAヘント所属の日本代表DF渡辺剛には、FW上田綺世擁するオランダ1部フェイエノールトをはじめ複数クラブからの関心が報じられている。2024/25シーズン終了後にステップアップ移籍が期待されるが、場合によっては古巣のFC東京に連帯貢献金が支払われる。


 渡辺は大袋FCやFC東京U-15深川でプレーした後、FC東京U-18に昇格できず。それでも山梨学院大学附属高校や中央大学を経て、2019年からFC東京へ加入。プロ1年目から主力センターバックとしてトップチームで活躍すると、2021年12月にベルギー1部KVコルトレイクへ完全移籍している。

 ヘントでも主力選手として存在感を発揮している渡辺の去就を巡っては、ベルギーの移籍市場に精通しているジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏が4月27日、フェイエノールト移籍の可能性を報道。移籍金1,000万ユーロ(約16億3,100万円)でオファーを提示した可能性もあわせて伝えている。

 一方でオランダ紙『De Telegraaf』は、フェイエノールト以外の複数クラブが渡辺の獲得に動く可能性を報道。移籍金額については、1,000万ユーロをわずかに下回ると予想している。

 仮に渡辺が移籍金1,000万ユーロでヘントからベルギー国外クラブへ完全移籍した場合、FC東京には移籍金の1.25%が連帯貢献金として支払われる見込みであり、その金額は12万5,000ユーロ(約2,000万円)だという。

 なお、移籍金1,000万ユーロの場合、中央大学には移籍金の2%にあたる20万ユーロ(約3,200万円)、山梨学院には移籍金の1.5%にあたる15万ユーロ(約2,400万円)、大袋FCには移籍金の0.25%にあたる2万5,000ユーロ(約400万円)が支払われる計算となる。
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