天皇杯予選である2025年度第30回長野県サッカー選手権大会は、5月11日に行われる決勝戦の対戦カードが松本山雅FC対AC長野パルセイロに決定。信州ダービーが実現したが、その予選のトーナメント表が話題に。
一部から否定的な意見が湧き起こっている。

 長野県予選には、松本や長野など計20クラブが参加。6クラブが1回戦に臨んだほか、2回戦から2クラブ、3回戦から4クラブが参加。準々決勝を勝ち抜いたアルティスタ浅間が、準決勝で長野と対戦したが、0-1で敗れている。

 一方の松本は決勝から長野県予選に参戦。1試合のみを戦うことになっているが、長野とJ3リーグで同カテゴリーであることから、1試合多い長野の方が不利との意見が。公平性を保つために、長野と松本の試合数を揃えるべきとの指摘も相次いでいる。

 ただ2024シーズンのJ3リーグでは、松本が首位大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)から勝ち点25差の4位だったのに対して、長野はJFL降格ラインから勝ち点5差の18位。両クラブの成績が対照的だっただけに、松本に決勝からの参戦というアドバンテージを与えた大会主催者の決定を支持する声も散見されている。

 なお、松本は2025シーズンのJ3リーグで3勝3分3敗と、首位FC大阪から勝ち点10差の11位。長野は15位だが、松本との勝ち点差はわずか2だ。5月11日の信州ダービーで、長野が1試合を多いというハンデを跳ね返すことができるか注目が集まる。
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