0-0で迎えた85分、福岡は自陣からカウンターを仕掛けたものの、ザヘディがセンターサークル内でDF鈴木淳之介(湘南)にボールを奪われる。すると、ザヘディは奪われた瞬間に手で鈴木のユニフォームを引っ張ったほか、鈴木がドリブルで敵陣に侵入した直後に後方から足を引っ掛けて倒した。
山下主審は鈴木が倒れた直後にホイッスルを吹き、ザヘディにファウルがあったとして湘南にフリーキックを与えたが、ザヘディにカードを提示せず。DAZNで解説を担当していた播戸竜二氏は、「これはイエロー。これで(カードを)出さなかったら、おかしくなる。これ(ユニフォームを引っ張っているシーン)でイエロー。その後、後ろから蹴っているから、これもイエロー。なのにカードが出ないのは、おかしい」と、イエローカード2枚で退場が妥当との見解を示している。
また、ネット上でもザヘディへのカードなしという山下主審のジャッジに対する異論が噴出。イエローカードの提示が妥当との意見が相次いでいるほか、選手を怪我のリスクから守る必要性を訴えたり、ラフプレーに対して厳しい判定を下すよう求める声もあがっている。
以前から一部のジャッジで注目を浴びている山下氏。ザヘディのプレーを巡る判定に納得できないファン・サポーター等が一定数存在するだけに、山下主審の見解が気になるところ。