海外メディア『オールアジアンフットボール』のダニーロ氏は30日、独自に入手した情報として「名古屋は柏戦で敗れた後、長谷川監督を再びベンチ入りさせるようだ。次節の清水戦でもチームを率いることになる」と報じた。
一方、クラブ公式サイトによると、長谷川監督は試合後の会見で「負けた中でも収穫のあったゲームだったと思いますので、うまく次につなげていきたい」などと発言。清水戦で指揮を執る可能性を示唆したコメントと解釈可能なだけに、ファン・サポーター等から様々な意見が挙がっている。
さらに指揮官は2失点目のシーンについて「ケネディ(三國ケネディエブス)がもしかしたら間に合ったかな、と。どうしても守備陣は失点に絡んでしまうものなので、彼のせいにするわけではないのですが、木下(康介)に落とされた後、3メートルでもいいからスプリントをかけていれば、恐らくファーストポストへの速いボールを何とかかき出せた可能性があったと思います」とコメント。特定の選手のプレーに不満を抱いているとみられるが、これにダニーロ氏は「まだ選手を責めている…まだ三國を責めている!責めるのはやめて、責任を取るべき」と指摘した。
名古屋は第13節終了時点でJ1残留ラインから勝ち点1差の19位と、依然として苦しい戦いを強いられている。しかし、ダニーロ氏が伝えた内容を踏まえると、長谷川監督の即時解任の可能性は低いとみられる。5月6日まで中3,4日での連戦が続くが、清水克洋代表取締役社長はゴールデンウィーク後、監督人事についてどのような決断を下すのだろうか。