セレッソ大阪は4月29日に行われた明治安田J1リーグ第13節で、町田ゼルビアに1-2で敗北。FWオ・セフン(町田)のゴールでオフサイドがあったという指摘が相次ぐ一方、特定のC大阪所属選手や関係者に対する過度な批判や誹謗中傷コメントが散見されている。


 怪我人が続出し、町田戦でベンチ入りが1人少ない状況で連敗を喫したC大阪。試合後、アーサー・パパス監督を擁護するコメントや、編成面で問題を抱えた可能性を指摘する声がネット上で挙がっているが、一部から特定の選手に対する攻撃的なコメントが。誹謗中傷を避けるべく、C大阪退団や移籍を勧めるなど、手厳しいメッセージも散見されている。

 このようなコメントを受けて、C大阪サポーター等からは選手に対する批判や誹謗中傷を止めるよう求める声が噴出。J1リーグで15位に沈む中、批判よりもチームの後押しが重要との意見も上がっている。

 そのC大阪は4月11日、複数選手に対するSNSでの誹謗中傷について声明を発表。「セレッソ大阪は、クラブに関わるすべての選手・スタッフの尊厳と安全を守る立場として、いかなる誹謗中傷や差別的言動も決して容認いたしません」とした上で、警察への通報や法的措置を講じる可能性があると警告している。

 また、MF柴山昌也は4月12日開催の鹿島アントラーズ戦でベンチ外となったが、試合前日に同選手のインスタグラムアカウントの全投稿が削除されたと話題に。誹謗中傷の声明との関連性を指摘する声が挙がっていた。

 その柴山は4月16日のYBCルヴァンカップ・FC今治戦で復帰しており、町田戦でもスタメン出場している。SNSでの声が選手に影響を与えている可能性もあるだけに、多くのファン・サポーター等が攻撃的なコメントや誹謗中傷メッセージの撲滅を望んでいるはずだ。
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