4月30日にサウジアラビアで開催されたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の準決勝で、川崎フロンターレがサウジアラビアの強豪アル・ナスルを3-2で下し、クラブ史上初の決勝進出を果たした。

 この試合で注目を集めたのは、川崎の日本代表DF高井幸大とアル・ナスル所属でポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドとの対決だ。
高井は世界的スーパースターとの直接対決において、ネット上では「C・ロナウドを封殺」したという評価がある一方で、バーに当たるヘディングシュートを許すなど、完全な封じ込めとは言い切れない場面もあった。

 この試合での高井の活躍に対し、「直でビッグクラブだろこれ」「高井グッジョブ」等と絶賛する声がある一方、「ヘディング結構競り負けてたよね?」「バトルは楽しかったけど完封ではないだろ」「でも2点取られてるからなあ…」と冷静な見方をする意見も。

 また、「冨安超えてくれ!」「冨安が長期離脱中の日本代表にとっても高井の急成長は、嬉しい事やし来年のW杯にむけてもかなり期待できる」など、アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋が長期離脱している現状に、高井の更なる代表での活躍を期待する声も上がっている。

 試合後、フル出場した高井は『DAZN』のフラッシュインタビューで「日本人らしくと言いますか、組織的な戦い方で今日は勝てたと思いますし、次も本当に個が素晴らしい選手たちがたくさんいるので、自分たちのアジリティやチームワークというところで相手を上回りたいと思います。ここまで来たからには気持ちだけだと思うし、あと1センチ、あと1メートル、そんな戦いになると思うので、全力を尽くしたいと思います」と、決勝戦に向けて意気込みを語った。

 川崎は5月3日のACLE決勝で、元ブラジル代表のFWロベルト・フィルミーノやアルジェリア代表FWリヤド・マフレズなど強力な個を持つ選手を擁するサウジアラビアのアル・アハリと対戦する。決勝戦でも高井を中心に川崎が堅い守備でスター選手軍団を抑えることができるのか注目が集まりそうだ。
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