セレッソ大阪は5月11日に行われた明治安田J1リーグ第16節で、横浜F・マリノスに1-0で勝利。アーサー・パパス監督が怪我人が相次ぐチームの厳しい台所事情に言及するとともに、クラブに補強を求めている。


 オーストラリアのサッカー事情に精通しているジャーナリストのサシャ・ピサーニ氏は5月12日、Xで「パパス監督は負傷者続出という問題を抱える中、クラブに補強を要求している」とリポート。これによると、指揮官はクラブの現状についてこう語ったという。

 「選手たちをもっとサポートしてほしい。選手たちをベンチで休ませており、彼らは練習で全力を出せない状況だ。選手たちを称賛するしかない。クラブには協力してもらいたい」

 MF田中駿汰が左膝前十字靭帯部分損傷、左大腿骨内外顆骨挫傷、FWヴィトール・ブエノが右内転筋筋損傷、MF本間至恩が左橈骨遠位端骨折、左尺骨茎状突起骨折により戦線離脱を余儀なくされるなど、野戦病院化しているC大阪。5月6日のヴィッセル神戸戦では、ベンチ入り選手が8名と、9枠を埋めきれなかった。

 なお、パパス監督は4月下旬、エージェント会社『UNIO』のCEO(最高経営責任者)を務め、FIFA公認の代理人であるキム氏と、ソウル市内のホテルで面会。同氏のインスタグラムでツーショット写真が投稿されているが、シーズン途中の移籍ウィンドウでの新戦力獲得を見据えた上での動きと予想されている。
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