レアル・マドリード(スペイン1部)は14日に行われたラ・リーガ第36節でマジョルカ(同1部)と対戦。先制される展開となったが、フランス代表FWキリアン・ムバッペが同点ゴールを記録すると、後半アディショナルタイムにカスティージャ登録のスペイン人DFハコボ・ラモンが決勝ゴールを記録した。


 逆転優勝の可能性を僅かに残しているものの、前節のバルセロナ(スペイン1部)戦で敗れたことから今季無冠の可能性が高まっているマドリードはシーズンを通して守備の離脱者に悩まされた。ブラジル代表DFエデル・ミリトンやドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、オーストリア代表DFダビド・アラバなどが戦列を離れている。

 スペイン『マルカ』によれば、今夏にセンターバクの補強に乗り出しているマドリードはボーンマスに所属するスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の獲得に迫っているとのこと。マドリードは同選手に設定されている5000万ポンド(約98億1000万円)の契約解除金を3回に分けて支払うようだ。

 ユベントス(イタリア1部)でプロキャリアをスタートさせたハイセンは、ローマ(同1部)へのレンタル移籍を経験して、昨夏にボーンマス入り。空中戦の強さやビルドアップ能力の高さを武器に今季はここまでプレミアリーグ30試合に出場して3ゴールを記録している。

 マドリードは6月1日から10日までのFIFA移籍期間を利用してハイセンを登録し、今夏に開催されるクラブワールドカップに出場させたいと考えている模様。同選手にはチェルシーを含めた8つ具体的なオファーが舞い込んでいたもののの、マドリード移籍を優先事項に掲げていたようだ。
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