6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合へ臨む日本代表に招集されたユニオンSG所属DF町田浩樹は、ベルギー1部リーグ優勝の立役者に。2026年に北中米W杯を控えていることもあり、2024/25シーズン終了後にステップアップ移籍する見込みだという。


 ベルギーメディア『SudPresse』はベルギー1部プレーオフ最終戦の翌日である26日に、ユニオンSG所属選手の去就を特集。「ユニオンSGはまず、現有戦力の流出を防ぐことだ」「リーグ優勝により、2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権とそれに伴う数百万ドルを手に入れた」としつつも、同クラブと2026年6月まで契約を残している町田について、「彼は荷造りをしている」「すでに移籍の噂が流れており、ここ数ヶ月でさらに関心を集めている」とリポート。移籍が既定路線だという。

 町田の去就を巡っては、『voetbal』が5月9日の時点で、FW上田綺世の所属するオランダ1部フェイエノールトからの関心を報道。エージェント会社を『CAA STELLAR』へ変更するなど、水面下で移籍に向けて動いているものとみられる。

 また、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、町田がベルギー国外クラブへ移籍するとなれば、古巣の鹿島アントラーズは移籍金の5%を連帯貢献金として受け取る模様。ただ、2025年夏に想定される移籍金額は現時点で報じられていない。

 2025年1月以降、DFフェデ・レイセンにスタメンの座を譲ることが多くなるなど、厳しい立場に置かれていた町田。2024年夏にプレミアリーグ移籍の可能性が報じられた日本代表センターバックが、リーグタイトルを置き土産にユニオンSGを去ることになりそうだ。
編集部おすすめ