元スウェーデン代表DFエミル・ベリストロームは、2024/25シーズン限りでギリシャ1部パンセライコスFCを退団する可能性がある模様。本人はJリーグ移籍を選択肢に入れているという。


 現在32歳のベリストロームは、身長188cmで右利きのセンターバック。ロシア1部ルビン・カザン、スイス1部グラスホッパーやバーゼルなど、欧州の複数クラブでプレー。オランダ1部ユトレヒト時代には、スウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンの双子の弟であるMFシモン・グスタフソンとチームメイトだった。

 また、2022/23シーズンはポーランド1部グールニク・ザブジェに在籍。元ヴィッセル神戸所属のFWルーカス・ポドルスキやMF奥抜侃志(現ガンバ大阪)らとともにプレーしていたが、わずか1年でパンセライコスFCへ移籍している。

 そのパンセライコスFCでは、加入1年目から主力選手として活躍。2024/25シーズンもリーグ戦やプレーオフでほぼ全試合スタメン出場と、守備陣に欠かせない存在だったが、現時点で2025年6月に満了を迎える契約期間の延長は不透明だという。

 スウェーデンメディア『Fotbollskanalen』で5月31日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は「クラブが契約延長を望んでいるかどうかについては、肯定も否定もできない」とコメント。去就が不透明であることを認めたほか、「海外でプレーを続けたい」と語ったという。

 また、同選手は「僕には日本に対する愛着があるし、日本へ行きたいと思っている」と、日本での生活に興味を抱いていることを告白。「コロナ期間中に日本語の勉強をしていたし、昔から日本文化に興味がある。幼い頃は侍が好きだったよ」などと、日本に関するエピソードを明かしたという。


 現時点でJリーグクラブからのオファーや交渉の有無は報じられていない。しかし、Jリーグ移籍を本格的に検討するとなれば、ポドルスキや奥抜など、Jリーグと縁のあるザブジェ時代のチームメイトに連絡を取る可能性も考えられる。
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