ジュビロ磐田はオランダ1部NACブレダからベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフを、タイ1部ムアントン・ユナイテッド所属FWポラメート・アヴィライを獲得する可能性が取りざたされている一方、イスラエル人DFハッサン・ヒルが退団に向かっているという。

 イスラエル『One』が5月27日、同国1部マッカビ・ブネイ・サフニンFCの補強を特集。
これによると、サフニンFCは外国人GKの獲得が最優先事項としながらも、ヒルの再獲得を狙っている模様。最終ラインのみならず、アンカー(中盤の底)でプレー可能な選手として評価しているという。

 また『Sport5』は「サフニンFCはヒルの獲得にむけて交渉中」と報道した一方で、イスラエル1部マッカビ・ブネイ・レイナFCからの関心も報道。サフニンFCを含めた複数クラブによる争奪戦の可能性も考えられるという。

 現在25歳のヒルは、2019年にサフニンでトップチーム昇格を果たすと、レイナFCへの期限付き移籍期間(2021/22シーズン)を除き、2024年夏までサフニンでプレー。同クラブから磐田への完全移籍が正式決定する直前には、『One』が「年俸35万ユーロ(約6000万円)の3年契約、移籍金は41万5000ユーロ(約7200万円)」と伝えていた。

 磐田と複数年契約を結んだとみられるヒルだが、来日1年目にJ2リーグ戦9試合の出場に終わると、2025シーズンはここまでリーグ戦で出番なしと、厳しい立場に置かれている。磐田がヒルの放出を見込んで、ファン・デン・ベルフの獲得に動いた可能性も考えられる。
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