レアル・マドリード(スペイン)は今季のラ・リーガでは2位に終わり、コパ・デル・レイでも準優勝と宿敵バルセロナ(同1部)に後塵を拝した。さらに、連覇を目指したチャンピオンズリーグ(CL)でもアーセナル(イングランド1部)に準々決勝で完敗を喫した。


 そのマドリードはカルロ・アンチェロッティ前監督が退任すると、主将であったクロアチア代表MFルカ・モドリッチの退団も発表。クラブ最多の28個のタイトルをもたらしたモドリッチは今夏に開催されるクラブ・ワールドカップ後に新たなクラブへと旅立つ予定となっている。

 そのなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、モドリッチの進展し候補としてミランが浮上しているという。新スポーツディレクターに就任したイグリ・ターレ氏は同選手をクラブに迎え入れることを夢見ているようだ。

 ミラン上層部は来季の補強に向けた新戦力候補の初期段階でモドリッチについて話し合っているとのこと。また、モドリッチはマドリード退団が決定以降、世界中の複数クラブからオファーを舞い込んでいるようだが、次のクラブを急いで決めているわけではないようだ。

 2012年にトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)から加入以降、豊富な運動量や卓越したボールコントロール、代名詞ともなったアウトサイドのキックを武器にマドリードの心臓として活躍し続けてきたモドリッチ。今季もラ・リーガ35試合で2ゴール6アシストを記録するなどしていたが、新天地はどのクラブになるのだろうか。
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