インバウンド需要が高まり、2018年度には対2012年度比の約2倍の売上高となった本フロア。新たに「BEAUTY EVOLUTION!(美は進化する。美は躍動する。)」というスローガンを掲げ、“世界随一のイセタン ビューティフロア”の構築を目指した伊勢丹の化粧品フロアは一体どう進化した?
本館2階スキンケアフロア
コンセプトは“セルフケア”
自分の素肌を整え、素質を高める“セルフケア”をコンセプトに、スキンケアアイテムやビューティデバイスを中心に展開する本館2階。フロアは、国産ブランド「ジャパンスキンケアゾーン」と外資系ブランド「インターナショナルスキンケアゾーン」、さらに「ビューティデバイスゾーン」と大きく3つにゾーン分けされている。

ジャパンスキンケアゾーンのブランドには、アクセーヌ、アルビオン、イトリン、イプサ、SK-II、エスト、エピステーム、カネボウ、カバーマーク、クレ・ド・ポー ボーテ、コスメデコルテ、資生堂、SUQQU、SENSAI、ディセンシア、ポーラ。インターナショナルスキンケアゾーンには、エスティローダー、クラランス、クリニーク、ゲラン、シスレー、ドゥ・ラ・メール、ヘレナ ルビンスタイン、ラ・プレリー、ランコムがラインアップ。

ビューティデバイスゾーンには、ダイソン ヘア、バイオプログラミング、パナソニック ビューティ プレミアム、ヤーマン、ReFaが出店している。

効率よく買い物ができるクイックカウンターを設置
買いたいものが決まっている時や、時間のない時にも欲しいものを手早く購入できるよう、イプサやクレ・ド・ポー ボーテなどの売り場のカウンターにはクイックカウンターが設置された。また、ブランドごとに最新の肌測定ツールが導入され、ゆったりとカウンターでカウンセリングが受けられる環境へと進化した。

ヘレナルビンスタインには、パーソナルな肌測定が行えるAI搭載型「バイオメトリック」を導入。


新ブランドに注目
上記の通り2階フロアでの展開ブランドは30ブランド以上に及ぶが、中でも注目は、新登場となる4ブランド。ヨーロッパで約40年愛され続けている日本発のグローバルラグジュアリーブランド「SENSAI」は凱旋出店、また敏感肌専門のブランドとしてECのみ展開だった「ディセンシア」は、唯一のカウンセリング直営店舗として出店する。


ビューティデバイスゾーンには、先進的なバイオプログラミング技術を活かしたヘアデバイスからスキンアイテムまでがそろう「バイオプログラミング」、美容業界に驚きを与えたヘアドライヤーを中心にヘアケアアイテムを展開する「ダイソン ヘア」がオープン。ダイソン ヘアは、百貨店のショップインショップとして世界初の新しい試みとしてサロンスペースを設けた。ここでは、ダイソンスタイリストによってシャンプーからブロー、そして9種類のメニューから好みを選べるスタイリングまで、ここでしか体験できない有料サービスを実施する。

ボーテコンシェルジュが2階へ移動
これまで1階で展開していた「ボーテコンシェルジュ」は、より落ち着いた環境でじっくり個々の悩みに向き合えるよう、2階の奥にカウンターを移設。伊勢丹新宿店に取り扱いのある化粧品から、ブランドの垣根を越えた百貨店ならではのアイテム選びのサポートを行う。コンシェルジュは常時1~2名が常駐し、予約制となっている。

11月20日には、本館1階メイクアップもリフレッシュし、1階・2階グランドオープンとなる新しい伊勢丹新宿店の化粧品フロア。
【店舗情報】
伊勢丹新宿店 本館2階 化粧品(スキンケア)
オープン:9月25日
伊勢丹新宿店 本館1階 化粧品(メイクアップ)
オープン:11月20日