2020年春夏パリファッションウィークが開幕した。公式スケジュールのトップバッターは黒河内真衣子が手掛ける「マメ(Mame Kurogouchi)」。

パリ市内にある大学でランウェイショーを開催した。

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 マメはパリで過去2シーズン、「FASHION PRIZE OF TOKYO」による支援のもとプレゼンテーションで新作を発表してきた。今シーズンは「EMBRACE」をテーマに、「包む」ことに着目してコレクションを製作。グリーンとホワイトのカラーパレットの中に、得意とする繊細な刺繍や和菓子の装丁からインスピレーションを得たローズピンクのシルクジャカードなどを散りばめた。また人気のPVCバッグシリーズに、フリンジをあしらった新作が登場。メッシュ素材のレイヤードスタイルが特徴だったスタイリングは、今回も鴨下亜依が手掛けた。

 今回のパリコレでは新デザイナーのデビューコレクションにも注目が集まる。「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」は「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」や「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)」などのデザインチームで経験を積んだ近藤悟史による初のコレクションを現地時間9月27日に披露する。

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 また、「カルヴェン(CARVEN)」や「ニナリッチ(NINA RICCI)」を手掛けたデザイナー ギョーム・アンリ(Guillaume Henry)がパリの舞台に戻ってくる。2018年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループが買収し、「ジャン・パトゥ(JEAN PATOU)」から改名して再始動する「パトゥ(PATOU)」は現地時間25日にギョーム・アンリが手掛ける初のコレクションをプレゼンテーション形式で発表する。

 2020年春夏パリファッションウィークは9月23日から10月1日までの期間行われる。

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