「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が、パリで2020年春夏ウィメンズコレクションを発表した。今シーズンはデザイナー クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)がデザインチームに加わり、今回限りの協業コレクションを製作。

以前から親交はあったというが、稀代のデザイナー2人はなぜ今回タッグを組んだのか?

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 ドリス・ヴァン・ノッテンは、もう一度着飾ることの楽しさを取り戻したいと考え、2020年春夏コレクションの製作に臨んだ。90年代の楽しかったファッションの時代を思い浮かべながらデザインボードを制作していると、クリスチャン・ラクロワのデザインイメージに似ていると感じたという。オマージュとして製作するならば、一緒にコレクションを作れることができないかと考えオファーに至った。

 クリスチャン・ラクロワはオファーを受けて快諾。今年3月からドリス ヴァン ノッテンのデザインチームと一緒に、コレクションを作り上げていったという。なお今回はモチーフやロゴを使用するだけのコラボレーションではなく、ドリス ヴァン ノッテンに参加するという形のため、タグにはクリスチャン・ラクロワの文字は記されていない。

 ドリス・ヴァン・ノッテンが、自身のコレクションにデザイナーを迎え入れたのは今回が初めて。クリスチャン・ラクロワのクチュールメソッドを存分に取り入れた"ファッションを楽しむため"のコレクションは、ジャーナリストやバイヤーから高評価を得ているという。

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