ナンヅカ(NANZUKA)が、空山基による新作個展「Sex Matter」と「Trex」を渋谷に構える二つのギャラリーで同時開催する。

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 空山基は、人体と機械の美を追求した作品で国内外で支持を集めるアーティスト。

代表作「セクシーロボット」シリーズ(1978年~)は、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現で、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えた。近年では、キム・ジョーンズ(Kim Jones)手掛ける「ディオール(DIOR)」と2019年プレフォールコレクションでコラボレーションし話題となった。

 ナンヅカのメインギャラリーで開催する個展「Sex Matter」は、性のテーマをモチーフにしたロボットの作品を展示。世の中に男と女がいることによって生命が誕生するという事実を強く明示した作品を揃えるという。新作のヒューマンスケールサイズの新作彫刻作品のほか、新作のペインティングを10点ほど発表予定。会期は3月14日~4月12日。

 同時期に渋谷パルコ内「ツージー(2G)」で開催される「Trex」では、昨年10月にバンコクで先行発表した鋳物製の彫刻作品5点を展示。このほか、ティラノサウルスやステゴサウルス、ラプトルなどを描いた新作恐竜ロボット シリーズのペインティング作品を発表する。会期は3月13日~4月12日。

■Sex Matter会期:2020年3月14日(土)~4月12日(日)場所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビル 地下2階 NANZUKA■Trex会期:2020年3月13日(金)~4月12日(日)場所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階 NANZUKA 2G