大塚家具が、家電量販大手ヤマダ電機とのコラボレーションで家電の展示販売を本格的に開始する。3月6日から有明本社ショールームを皮切りに、4月中旬には名古屋、大阪、神戸、福岡のショールームに導入する。

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 大塚家具は昨年2月にヤマダ電機との業務提携を発表。同年12月にヤマダ電機の子会社化となった

 住宅金融支援機構が発表した調査などによると、消費者はマイホーム購入や結婚など生活スタイルが変化した際に、家具・インテリアと同額以上の家電を購入する傾向があるという。大塚家具とヤマダ電機は、家電とソファなどのインテリア用品を扱うヤマダ電機の複合業態「家電住まいる館」で大塚家具製品を取り扱ってきたほか、今年2月にリニューアルオープンした「LABI1 日本総本店 池袋」では大塚家具の家具・インテリアとヤマダ電機の家電を組み合わせたコーナーを設置するなど、協業を続けてきた。大塚家具がヤマダ電機の傘下に入ったことで、ワンストップショッピングの提供を強化する。

 有明本社ショールームでは、約30のルームシーンを用意。

リビングシーンにはテレビ、ダイニングシーンには冷蔵庫やスチームオーブンレンジ、寝室シーンには空気清浄機など、上位モデルを中心にインテリアスタイルにあった家電をインテリアや家具と合わせ、暮らしをトータルで提案する。また顧客向けサロン内には、コーヒーメーカーなどキッチン周りの家電や掃除機、洗濯機やエアコンなどを取り揃えたコーナーも設ける。

【あわせて読みたい】大塚家具、高級輸入家具専門店「サァラ麻布」を事業譲受■IDC OTSUKA 有明本社ショールーム所在地:東京都江東区有明3-6-11 東京ファッションタウンビル 東館(入口3階)電話番号:03-5530-5555営業時間:10:30~18:30定休日:無休(年末年始を除く)