「ケイスケカンダ(keisuke kanda)」を主宰する神田恵介が、直営店「keisuke kanda 新宿」の賃貸契約を解約し、閉店することを自身のツイッターで明らかにした。

【画像をもっと見る】

 ケイスケカンダは、高円寺で運営していたスナック併設の直営店「スナック あの娘と僕をつなぐ服」を2014年に閉店し、西新宿エリアにある文化服装学院の近くに「keisuke kanda 新宿」として移転。

「人と人が繋がる」をコンセプトに、内装デザインはクリエイティブユニットのマグマ(magma)が手掛けた。

 keisuke kanda 新宿は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受けて、4月8日から5月6日まで臨時休業している。神田は閉店について「この戦争が長引くと予測し、誰にも相談せず決断しました」と自身のツイッターで報告。「あの店を好きでいてくれた人よ、ごめんね。また面白いことをやる為の前向きな作戦と受け止めてもらえたら。僕の予測が外れて早期収束するのを願いつつ」と続けた。

「スナック あの娘と僕をつなぐ服」の業態を復活させて、新宿店も飲食店兼服屋としてリニューアルする計画もあったものの、一度白紙に戻すという。また、毎シーズン全国を巡回して開催している新作発表会を5月に予定していたが、延期を決めた。

 今後について神田は「今だからこそできる新たな取り組みの準備をしています。オンラインに縫い付けてみたいものが色々あるし、面白いことをたくさんしたい。日々世界の形が変わる中で、幸いにも僕らのメンバーは皆元気で今日も変わらずに服を縫えています。みなさまもどうかご無事で。

また必ず逢えますように」と自身のツイッターでコメント。なお、keisuke kanda 新宿の賃貸契約は6月末までとなっているため「状況をみて開けられる日があるかも」としている。

>>コロナ禍のクリエイターや小規模ブランドに必要なことは?4つのヒントと活用すべき支援制度keisuke kanda■:公式サイト