資生堂が、美容機器の製造販売を行うヤーマンと合弁会社エフェクティムを設立すると発表した。資本金は4億9000万円で、出資比率は資生堂が65%、ヤーマンが35%。
合弁会社では中国を注力市場とし、アンチエイジングや美容機器に関心を持つ顧客をターゲットにビジネスを展開。ヤーマンの美容機器技術と資生堂の皮膚科学技術を組み合わせたメイドインジャパンを強みとする日本発のブランドと商品を2021年から販売する。
資生堂は、中長期戦略(2014年~2020年)で「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指しており、他社の知見を活かした革新的なビジネスモデルを構築することを重点戦略の一つにしている。ヤーマンとの合弁会社はその一環で、資生堂が化粧品ビジネスで培ってきた強みと、ヤーマンが美容機器ビジネスの知見と技術で中国の顧客からの高い認知度を組み合わせることで新たな美の価値を提供するという。
【こちらもチェック】資生堂が手指消毒液を一般発売へ、手荒れに配慮した処方- 【関連記事】資生堂が「男性版顔立ちマップ」を開発、メンズメイクによる自己表現をサポート (2020/07/02)
- 【関連記事】キム・カーダシアンの「KKW BEAUTY」がコティと戦略的パートナーシップ締結、所有権の20%を2億ドルで売却 (2020/06/29)
- 【関連記事】コロナショックでコティ格下げ、P&Gビューティ事業売却計画は先送りか (2020/03/26)
- 【関連記事】20周年迎える「ゾフ」初の研究開発機関を設立、リブランディングの一環 (2020/08/08)
- 【関連記事】「ステラ マッカートニー」サステナブルなアイウェアコレクション発売、LVMH系企業ティリオスとライセンス契約締結 (2020/08/07)