2日の米国株式市場では、ダウ平均は134.58ドル高(+0.35%)の38654.42ドル、ナスダックは267.31ポイント高(+1.74%)の15628.95、S&P500は52.42ポイント高(+1.07%)の4958.61で取引を終了した。一部主要ハイテク企業決算や1月雇用統計受け、寄り付き後はまちまち。
米国株高や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は36400円台で取引を開始した後は、値がさ半導体株が弱いことなどが影響して徐々に上値の重い展開に。
大引けの日経平均は先週末比196.14円高(+0.54%)の36354.16円となった。東証プライム市場の売買高は18億6986万株、売買代金は4兆8295億円だった。セクター別では、不動産業、銀行業、輸送用機器、保険業、証券・商品先物取引業などが上昇した一方、海運業、卸売業、倉庫・運輸関連業、サービス業、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は66%、対して値下がり銘柄は30%となっている。
日経平均採用銘柄では、期末配当予想の増額と自己株取得および消却発表を受けて、三越伊勢丹HD<3099>が昨年来高値を更新。また、24年3月期第3四半期累計純利益が通期計画を超過したみずほ<8411>が買われたほか、キーエンス<6861>、パナソニックHD<6752>も決算が材料視されて上昇。日経平均採用以外では、23年10-12月期営業利益の増益転換など好業績が材料視されてネットワン<7518>が大幅高となったほか、ジーテクト<5970>、エフシーシー<7296>も決算をきっかけに急騰した。
一方、24年3月期損益見通しが過去最大の2450億円の赤字となった住友化学<4005>がきつい下げとなったほか、23年10-12月期営業利益が市場予想を下振れたことから村田製作所<6981>も売り優勢となった。このほか、豊田通商<8015>、日本郵船<9101>、アドバンテスト<6857>、丸紅<8002>がさえない。