日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで200日線を突破し、足もとで上値を抑えられている75日線に接近する動きとなった、前週末の日経平均株価は一時38055.68円まで売られ、節目の38000円に迫る動きをみせた後は、寄り付き水準まで下げ幅を縮めていた。長い下ヒゲを残しており、いったんはリバウンド狙いの動きが意識されやすい。
20日の米国市場はキング牧師の誕生日の祝日となるため、海外勢の資金流入は細ると考えられるほか、20日の米大統領就任式を控えており、その後のトランプ政権による関税政策の行方を見極めたいところであるため、積極的な売買は手控えられやすい面はある。ただし、直近の下げで持ち高調整の動きが一巡した感がある一方で、需給面では売り方に傾いていると考えられ、大統領就任式を前にいったん買い戻しの動きも意識されそうである。
また、米国では半導体株を中心に買いが広がっていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が日経平均型をけん引する可能性もありそうだ。積極的な上値追いの動きは限られるものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。また、日経平均株価が200日線を回復することができるようだと、目先的なボトム意識が高まりやすく、センチメントを改善させそうである。