日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。DeepSeekショックによるパニック的な売りから前日の日経平均株価は、朝方の40255円から39500円台まで売られる流れだった。グローベックスのナスダック100先物の下落影響から日経225先物はナイトセッションで開始早々に一時38660円まで売られる場面もみられており、米国市場の下げは織り込まれている状況であろう。エヌビディアが17%近く急落したことで売り直される可能性はあるものの、パニック的な下げに対するリバウンドが意識されやすい。
そのため、アドバンテスト<6857>などの動向を睨みながらの相場展開になるなか、半導体株に下げ渋る動きがみられる局面においては、短期的なリバウンドを狙った動きに向かわせよう。また、昨日の東証プライムの値上がり数は1280と全体の8割近くを占めていた、半導体株が急落した以外は総じてしっかりだった。米国でも景気敏感株などへの物色にシフトしていたこともあり、昨日同様、ディフェンシブ系に資金が向かいやすくなりそうだ。
昨日の日経平均株価は長い陰線を残す形状となり、シカゴ先物にサヤ寄せする形から、25日線(39287円)辺りを試す可能性はありそうだ。