<4217> 日立化成 3310 +325急反発。1次入札において、PE投資会社と事業会社の両方から複数の買収提案を受けたと報じられている。ベイン、ブルックフィールド、日本産業パートナーズ、KKR、カーライル、ブラックストーンなどの名前が挙がっている。全株式が売却される場合、価値は8000億円になる可能性ともされている。
<6723> ルネサス 636 +20大幅続伸。アプライドマテリアルズやエヌビディアなど米半導体大手が市場予想を上回る決算を発表しており、同社など国内半導体関連にも買いが波及する展開になっている。同社との連動性が強いエヌビディアは、一時項目を除いた第2四半期EPSが1.24ドル、売上高が25.8億ドルとなり、減収減益とはなったものの、市場予想の1.14ドル、25.4億ドルを上回った。時間外取引で一時6%の上昇となっている。
<7735> スクリーンHD 5950 +240大幅反発。
<9517> イーレックス 1323 +27大幅続伸。引き続き13日発表の決算を評価する動きが継続した。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューも1400円から1700円に引き上げた。
<1720> 東急建設 717 -33大幅反落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に、フェアバリューも1000円から900円に引き下げた。第1四半期は大幅な営業増益となったが、第2四半期以降は新規案件への切り替えに伴い、収益的に端境期を迎えるとみている。第1四半期受注高は前年同期比39%減、21年3月期以降の業績予想を下方修正している。
<3397> トリドール 2219 -175急落。14日には株主優待の拡充を発表、これまでの年2回の2000円相当分の割引券から4000円相当の割引券に変更されたことで、個人投資家の関心が高まり、売り先行後に急速に下げ渋る動きとなっていた。ただ、本日は戻り売りが優勢、同時に発表した決算では、税引前利益は前年同期比39.2%減益となっており、上半期計画の同25.5%減益を上回る減益幅となっていた。業績伸び悩みを警戒する動きが再度優勢に。
<7701> 島津製 2524 +82大幅続伸。
<3258> ユニゾHD 4165 +565急騰で年初来高値を更新。ソフトバンクG<9984>傘下の投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループがTOBを開始するとの報道を受けて、売買停止措置が取られた。敵対的買収を仕掛けるエイチ・アイ・エス<9603>に対抗するためのホワイトナイトとの見方が強い。
<4502> 武田薬 3540.0 -75.0続落。大和証券では投資判断を「2」から「3」に格下げ、目標株価も4500円から3700円に引き下げている。多発性骨髄腫治療剤ニンラーロ、高血圧症治療剤アジルバ、遺伝性血管性浮腫治療剤Cinryzeなどの売上予想を減額し、業績予想を下方修正しているもよう。為替の円高方向への修正も下振れ要因とみている。21年3月期営業利益は従来の2368億円から2096億円にまで引き下げている。
《US》