前日発表された米ISM製造業景況指数は前回を下回ったものの、予想よりもやや強い内容となった。特に、雇用指数が前回よりも改善し、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を前に好材料に。ただ、米10年債利回りの低下でドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.16ドル台に戻し、ドル・円は113円90銭台に失速。本日アジア市場もおおむねその流れが受け継がれ、ドル・円は午前中の取引で113円後半を中心に取引された。
この後の海外市場は今日と明日開催のFOMCでの討議を見極める展開で、調整による売り買いにとどまりそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:55 独・10月製造業PMI改定値(予想:58.2、速報値:58.2)
・18:00 ユーロ圏・10月製造業PMI改定値(予想:58.5、速報値:58.5)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、3日まで)