■日米の金融イベントを控え積極的な売買は手控え
■雪印メグ、24/3上方修正 純利益 191億円←122億円
■前場の注目材料:住友商事、アジア進出支援拡充、大阪・広島と連携、工業団地の入居優遇
■日米の金融イベントを控え積極的な売買は手控え
14日の日本株市場は、膠着感が強まりそうだ。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで25日線に上値を抑えられる格好となり、狭いレンジでの推移が続いた。来週のFOMCのほか、日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利解除を議論するとみられるが、日銀は上場投資信託(ETF)の新規買い入れの完全停止を検討すると、関係者の話しとして報じられている。金融政策の正常化に向けて踏み出したとの見方から、積極的な売買は手控えられやすいだろう。
日経平均株価の足もとの調整により、日銀の政策正常化をにらんだリバランスの動きは進んでいるとみられる。
物色の流れとしてはハイテク株の売り一巡後の底堅さを見極めつつ、ややTOPIX型にシフトしやすい。3月期末を意識した配当志向の物色も入りやすい。目先的な調整が意識されるなか、低PBR銘柄など割安感の強い銘柄などに資金が向かいそうである。
■雪印メグ、24/3上方修正 純利益 191億円←122億円
雪印メグ<2270>は2024年3月期業績予想の修正を発表。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(39043.32、+37.83)
・1ドル=147.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(38375、大阪比+25)
・VIX指数は低下(13.75、-0.09)
・米原油先物は上昇(79.72、+2.16)
・3月期末接近に伴う高配当銘柄人気
・米国のインフレ沈静化観測
・住友商事<8053>アジア進出支援拡充、大阪・広島と連携、工業団地の入居優遇
・キヤノン<7751>グループのスペースワン、小型ロケット打ち上げ失敗、発射直後に爆発
・ブラザー工業<6448>ローランドDG買収へ、MBO中に対抗TOB
・ENEOSHD<5020>グループのJX金属、内部統制部を新設、上場に向け体制強化
・双日<2768>三菱UFJなどとCO2直接回収を農業に活用、園芸施設で光合成促進
・出光興産<5019>豪SAF製造に出資、27年装置の操業開始
・住友商事<8053>ベトナム財閥系とEV協業、エネマネ融合で事業創出
・三菱自<7211>三菱商事などとEVサービスのオンライン基盤、6月に運営会社設立
・三菱化工機<6331>日鉄から水素製造設備を受注、高純度・大容量供給
・GSユアサ<6674>京都事業所に産業用鉛蓄電池新棟、バッテリーフォーク向け
・三菱重<7011>三菱重工サーマル、欧に空冷式ヒートポンプチラー投入、環境負荷低減
・ホシザキ<6465>トルコに連結子会社、欧州向け冷蔵庫拡充
・GMOインターネットG<9449>GMO学術サポート、脳MRIデータ解析支援、「富岳」研究成果を実用化
・サカタインクス<4633>アジア増強、マレーシアに統括会社、営業益1.5倍へ
・平田機工<6258>植物遺伝素材開発を支援、サンプル輸入・分析サービス
・東京ガス<9531>AI新興に出資、熱源機器を最適制御
・ENEOSHD<5020>グループのJX金属、日立に新工場、圧延銅箔の生産能力25%増
・大阪ガス<9532>姫路にバイオマス発電所、竣工式、専焼4カ所目
・神戸製鋼所<5406>高湿潤の橋梁向け耐食鋼板、塗り替え周期1.5倍
・Jパワー<9513>北海道・石狩で風力稼働、北海道電に売電
・JFEHD<5411>耐火被覆材に木材、JFEスチール、新工法開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし