18日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円32銭から154円68銭まで上昇し、引けた。

米先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の底堅さを示したほか米4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想外に3月から上昇し2年ぶり高水準となったため長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。
その後、ウィリアムズ米NY連銀総裁が自分の基本シナリオではないがデータで正当化されたら利上げも除外しない姿勢を示したほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁もインフレが高過ぎで年末まで利下げできる状況にはならないとのタカ派発言を受けてドル買いが一段と強まった。

ユーロ・ドルは1.0680ドルから1.0642ドルまで下落し、引けた。欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン専務理事などの発言を受け6月の利下げを織り込むユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は、164円80銭から164円54銭まで下落。

ポンド・ドルは1.2475ドルから1.2434ドルまで下落。

ドル・スイスは0.9085フランから0.9122フランまで上昇した。

[経済指標]
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.2万件(予想:21.5万件、前回:21.2万件←21.1万)
・米・失業保険継続受給者数:181.2万人(予想:181.8万人、前回:181万人←181.7万人)
・米・4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:15.5(予想:2.3、3月:3.2)
・米・3月中古住宅販売件数:419万戸(予想:420戸、2月:438万戸)
・米・3月景気先行指数:前月比-0.3%(予想:-0.1%、2月:+0.2%←+0.1%)