サムティは30日、2021年11月期通期(2020年12月-2021年11月)の業績予想および配当予想の修正を発表した。

2021年11月期通期連結業績予想数値(2020年12月-2021年11月)は、売上高が890億円、営業利益が100億円、経常利益が130億円、親会社株主に帰属する当期純利益が135億円、1株あたり当期純利益が326円98銭となった。


前回、2021年6月公表の業績予想及び配当予想の修正では、感染拡大の影響を精緻に予測することが困難であることから、複数のシナリオを想定し、レンジ形式による開示としていたが、今回、連結会計年度末を迎え確度の高い数値の集計が可能となったことから、通期業績予想値を特定値で開示。
通期連結業績予想数値については、外部環境を注視し、ホテルの売却時期を来期へ見直す等、期中売却予定物件の入れ替えを行い、レンジ下限以上での計画達成を企図。その結果、売上高及び営業利益は、前回公表の予想レンジ内に収まる見通しとなった。
一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、前回の公表時、ウェルス・マネジメントの持分法適用関連会社化に伴う負ののれんの概算値を計上していたが、想定していたよりも上振れる見通しとなったことにより、前回予想を上回る見込みとなった。

配当については、業績予想を踏まえ、業績等を総合的に勘案し、年間配当金を1株当たり90円(前回予想86円)の4円増配とした。