3. 「KAIZEN PLATFORM」サービスの強み
Kaizen Platform<4170>の「KAIZEN PLATFORM」サービスの強みは、プラットフォーム上にソフトウェアも人材もデータもすべて揃っており実行スピードとノウハウに優れている点である。
ソフトウェアは、顧客で使用されている既存のシステム(レガシーシステム)にとらわれることなく、顧客体験DXを実現できるSaaS型ツールによって開発&制作環境を提供している。
さらに同社の競争力の優位性として、非常駐で業務できるためグロースハッカー1人当たりの生産性が高いこと(同社試算で約4倍の生産性)、高い生産性と変動費比率によって顧客に対するサービス価格を低く設定できること(同社試算で約3分の1の価格)、成果連動でグロースハッカーが高い報酬(同社試算で約2倍の報酬)を得られるためデジタル専門人材の採用競争力が高いことなどがある。なお同社はMeta、Google、YouTube、Amazon、Yahooといった主要プラットフォーマーから公式パートナーの認定を取得しており、API(Application Programming Interface=プログラム同士をつなぐインターフェイス)によるデータ連携も実現している。
4. ARPU向上によって収益力が高まる
同社の「KAIZEN PLATFORM」サービスは、DXのワンストップBPO(Business Process Outsourcing=業務の外部委託)サービスを、クラウドを通じて提供する高収益・高付加価値な事業モデルである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)