日本情報クリエイト<4054>は15日、2024年6月期第3四半期(23年7月-24年3月)連結業績決算を発表した。売上高が前年同期比12.4%増の30.69億円、営業利益が同121.8%増の3.94億円、経常利益が同75.3%増の3.95億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同81.4%増の2.42億円となった。
第3四半期累計の売上高としては、過去最高を更新した。

仲介ソリューションの売上高は前年同期比6.5%増の11.99億円となった。自社ホームページ集客を支援する「WebManagerPro」や、不動産ポータルサイト集客を支援する「物件データ連動」、不動産契約の電子化を支援する「電子契約サービス」等、仲介業務の課題解決となるサービスの提案を積極的に行ってきた。また、子会社であるリアルネットプロが提供する業者間物件流通サービス「リアプロ」の拡販に向けて専門チームを組成、エリア別のシェア拡大戦略を推進し、「リアプロ」有償顧客からの月額利用料が順調に積み上がった。

管理ソリューションの売上高は同16.5%増の18.37億円となった。売上のメインとなる「賃貸革命」の新規顧客への販売、既存顧客へのバージョンアップ、オプションサービスを積極的に提案してきた。
また、解約率については継続して低位で安定していることから、月額利用料も堅調に積み上がった。

2024年6月期通期の業績予想については、売上高が前期比16.7%増の44.00億円、営業利益が同112.3%増の7.00億円、経常利益が同86.2%増の7.00億円、親会社に帰属する当期純利益が同105.1%増の3.80億円とする期初計画を据え置いている。