医薬事業の売上高は前年同期比3.3%増の71.70億円、セグメント利益は同1.9%増の3.98億円となった。当第3四半期連結累計期間において、2024年7月に医療モール型薬局(東京都立川市)1店舗を出店した。業績は、処方箋枚数は、2024年1月及び、2024年7月に開局した新規店舗の処方箋枚数が増加したことで前年同期比106.3%となった。処方箋単価は、「かかりつけ薬局」としてのサービスの充実及び、後発医薬品調剤体制加算等への取り組みを強化し、技術料の加算獲得に努めたが、2024年4月に実施された調剤報酬改定・薬価改定の影響で低下した。当第3四半期連結会計期間末における調剤薬局店舗数は、43店舗(前連結会計年度末比+1店舗)となった。
子育て支援事業の売上高は前年同期比5.1%増の71.37億円、セグメント利益は同14.1%増の7.25億円となった。当第3四半期連結累計期間において、認可保育園1園及び学童クラブ1ヵ所を開設した。業績は、既存保育園を中心に園児数が減少したが、2023年4月に開設した認可保育園の園児数が増加したほか、2024年4月に開設した学童クラブの業績が寄与した。また、こども家庭庁において、令和6年人事院勧告に伴う国家公務員給与改定を踏まえた令和6年度補正予算における公定価格の増額改定が行われ、増収に寄与した。利益面は、2024年3月末に不採算であった東京都認証保育園の閉園により効率化が図られたことで、採算性が向上した。当第3四半期連結会計期間末における運営事業所数は、79事業所(前連結会計年度末比+2事業所)となった。
介護事業の売上高は同8.5%増の26.80億円、セグメント利益は0.10億円(前年同期は0.81億円の損失)となった。
その他(食品事業)の売上高は同4.4%増の7.11億円、セグメント利益は同16.1%減の0.17億円となった。学校給食部門において、物価上昇の影響等により低調に推移した。また、同社がフランチャイジーとして店舗展開している銀のさら(3店舗)の業績は、宅配食ニーズの落込みにより顧客数は減少したことに加え、物価高騰による原価率の悪化の影響で減収・減益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.8%増の229.00億円、営業利益が同24.0%増の4.90億円、経常利益が同28.3%増の4.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.90億円とする期初計画を据え置いている。