ポラリス・ホールディングス＜3010＞は2月28日、親会社であるスターアジアに属するSAJP VI 3.0 LP（SAJP）との間で借入れを行うための金銭消費貸借契約を締結したと発表した。

同社は、子会社のRed Planet Hotels Manilaの株式を取得し、フィリピンでレッド・プラネットブランドのホテルを運営している。
同社はホテル建設資金の一部をフィリピン国内の金融機関から借入れていたが、高金利が負担となっていた。このため、同社の筆頭株主であるSAJPとの協議の結果、1月に1.50億円の借入れを発表し、さらにフィリピン国内の既存借入の一部を期限前弁済するためのローン契約を締結した。同ローンの実行により、年間支払利息の約0.44億円の削減が見込まれる。

この契約に基づき、同社は総額7.05億円の借入れを行う予定である。借入金の使途は、フィリピン国内借入れの返済である。借入期間は2025年2月28日から2027年6月30日（予定）までで、無担保、無保証、利率は基準金利プラススプレッドである。同ローンの実行によって、年間の支払利息の削減効果を通じて、同社の業績の改善及び企業価値向上を図る。

編集部おすすめ