1. ケーナインの販売状況(PMIの進捗)
2024年2月29日に連結化したケーナインの2025年6月期中間期の業績は、売上高42億円、営業利益7億円(営業利益率16.7%)となり、通期売上高予想(55億円)に対してもハイペースで進捗している。具体的な実績については、1棟販売で賃貸アパート(1棟11戸)、エンド向けに戸建(6戸)・テラスハウス(10戸)を販売した。
2. 新規事業(ヘルスケアアセット開発)への参入
2024年11月6日付で、同社初となるヘルスケアアセット開発第1号「千歳烏山IIプロジェクト」に着手したことを発表した。同プロジェクトは、同社が介護付有料老人ホーム(仮称「チャームスイート千歳烏山)を開発し、介護業界におけるリーディングカンパニーであるチャーム・ケア・コーポレーション<6062>が運営する(設計・施工は大和ハウス工業<1925>)。同社の強みであるモノづくりのノウハウに、チャーム・ケア・コーポレーションの介護オペレーターとしての経験や工夫を組み合わせることで価値を生み出す方針だ。竣工は2025年12月頃の予定であり、今後もヘルスケアアセットの開発に取り組んでいく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)