■今後の見通し

3. 人的資本経営の取り組み
GMOメディア＜6180＞は人的資本経営の実現に向けて、職種を問わず全正社員のIT・AIリテラシー向上に向けた取り組みを強化している。具体的には、2023年末までに全正社員が「AI For Everyone」※1の受講を完了したほか、AI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のためG検定※2やITパスポート※3などの資格取得を推奨※4している。
2024年12月末時点の資格取得率は、G検定で57.0%、ITパスポートで95.1%となっており、G検定は目標の50%を達成、ITパスポートも目標の100%に近づいている（外国人社員を除けばほぼ100%）。なお、同社は「コエテコカレッジ」を通じて、「ITパスポート対策講座」やG検定対策のための「G検定単語集」などの販売も行っている。

※1 (一社)日本ディープラーニング協会が開講しているオンラインビデオ講座。AIの基礎が学べる内容で、受講時間は約5時間（無料）。
※2 日本ディープラーニング協会が実施する、AI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のための検定試験。ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
※3 情報処理技術者試験のうち最も簡単なエントリーレベルの資格で、(独)情報処理推進機構が実施する国家試験。
※4 資格取得推奨のため、資格取得手当（G検定1万円、ITパスポート5千円）を付与している。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲）
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