電算システムは30日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.0%増の218.71億円、営業利益が同36.7%増の16.83億円、経常利益が同38.2%増の17.65億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同24.4%増の10.64億円となった。
情報サービス事業の売上高は前年同期比15.0%増の127.64億円、営業利益は同48.0%増の13.21億円となった。情報処理サービスにおいては、新型コロナウイルス流行の影響によりイベント中止、延期が相次いだことから各種ギフト処理サービスなどの処理件数は減少を余儀なくされ売上が減少した。一方、SI・ソフト開発及び商品販売においては、オートオークション業システム、教育関連システム、デジタルサイネージ、また、高まるリモートワーク需要などによりChromebookやG Suiteなどの案件が大きく伸長した。さらに各種業務の効率化を進めた結果、利益面でも大きく伸長した。
収納代行サービス事業の売上高は前年同期比3.8%増の91.06億円、営業利益は同13.7%増の3.63億円となった。新型コロナウイルス流行の影響により提供サービスごとにその明暗が分かれた。
2020年12月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比14.9%増(前回予想比5.0%増)の462.00億円、営業利益が同10.2%増(同4.8%増)の25.00億円、経常利益が同10.8%増(同6.6%増)の25.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.9%増(同1.1%減)の16.04億円としている。
《ST》