*09:37JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は4日続伸、経済指標の改善に伴う通貨レアルの上昇が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 110622.27 +0.29%
5日のブラジル市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比321.34ポイント高(+0.29%)の110622.27で取引を終えた。
110007.7から111072.8まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジで推移した。経済指標の改善に伴う通貨レアルの上昇が好感され、ブラジル株への買いが広がった。また、米経済指標の改善や海外市場の上昇も支援材料。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。

【ロシア】MICEX指数 2899.29 -0.05%
5日のロシア株式市場は小反落。
主要指標のMOEX指数は前日比1.37ポイント安(-0.05%)の2899.29で取引を終了した。2909.59から2882.80まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジで推移した。欧州のエネルギー分野におけるロシアの影響力を弱めるため、米国がロシアに対し、経済制裁を追加するとの懸念が高まっていることが圧迫材料となった。一方、指数の下値限定的。海外市場の上昇などが指数をサポートした。


【インド】SENSEX指数 40779.59 -0.17%
5日のインドSENSEX指数は小反落。前日比70.70ポイント安(-0.17%)の40779.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.80ポイント安(-0.21%)の12018.40で取引を終えた。

小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。成長予想の下方修正が嫌気された。インド準備銀行(中央銀行)は5日、政策金利を5.15%に据え置いたほか、2019年度の成長予想をこれまでの6.1%から5.0%に下方修正した。また、財政支出の拡大期待が後退していることが引き続き警戒された。


【中国本土】上海総合指数 2899.47 +0.74%
5日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.35ポイント高(+0.74%)の2899.47ポイントと反発した。

米中通商合意の期待感が再浮上する流れ。通商協議の行方について、米メディアは「米中は第1段階の合意に盛り込む関税の撤回範囲で歩み寄りつつある」と事情に詳しい関係者の話として報じた。また「合意は急がない」と発言していたトランプ米大統領は4日、メルケル独首相と会談した際に、「中国との協議はとても良好に進んでいる」と述べている。


《CS》