*10:03JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅に値上がり、中国景気の持ち直しが改めて意識される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 113750.22 +1.30%
4日のブラジル株式市場は4日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1458.62ポイント高(+1.30%)の113750.22で取引を終了した。
112293.8から113863.7まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。海外市場の上昇を受け、投資家のリスクオン志向は継続した。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。ほかに、良好な中国の経済指標を受け、対中輸出の拡大期待が高まった。

【ロシア】MICEX指数 3184.72 +0.70%
4日のロシア株式市場は反発。
主要指標のMOEX指数は前日比22.05ポイント高(+0.70%)の3184.72で取引を終了した。3171.44から3200.23まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。ブレント原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、海外株高も買い安心かを与えた。一方、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。


【インド】SENSEX指数 45079.55 +1.00%
4日のインドSENSEX指数は続伸。前日比446.90ポイント高(+1.00%)の45079.55、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同124.65ポイント高(+0.95%)の13258.55で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。インド経済が緩やかな回復を示しているとの見方が好感された。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、インド経済が予想より早いペースで回復していると指摘。インド経済が緩やかながら回復に向かっているとの見方を示した。
また、モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、インドなど新興国経済について、2021年は平均で7.4%の成長を遂げるとの見通しを示した。

【中国本土】上海総合指数 3444.58 +0.07%
4日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.45ポイント高(+0.07%)の3444.58ポイントと3日ぶりに反発した。

中国景気の持ち直しが改めて意識される流れ。今週初めに官民で公表された11月の製造業PMIがそろって上振れるなど、これまでに報告された経済指標は良好なものが多くみられている。ただ、米中対立の警戒感がくすぶる中で上値は限定的。
米国防総省は3日、中国人民解放軍が所有、または支配していると見なされる中国企業のリスト(通称、ブラックリスト)にICファウンドリ中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK、688981/SH)など4社を追加したと正式に発表した。指数は安く推移する場面もみられた。


《CS》