釣具メーカーのダイワから、豊富な種類のクーラーボックスがリリースされています。
釣り上げた魚をしっかり冷やしたまま持ち帰るのに、必要不可欠なアイテムだからでしょう。
当然キャンプなどのアウトドアイベントでも、有効に使うことができます。
ここでは、ダイワのクーラーボックスについて深掘りしてみましょう。
ダイワのクーラーボックスに付いているGUとかTSSって何なの?
ダイワのクーラーボックスは、よく冷える状態をキープできることで知られています。
釣り上げた魚を保管する容器なのですから、とても重要なポイントといえるでしょう。
どれくらいよく冷えるかを、独自の品番で表しています。
メリットとデメリットが共存しているので、購入前にしっかりと頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
●ZSSとVSS・・・クーラーボックスの外装は合計6面で構成されていて、その6面全面に真空パネルを配置しているのが、ZSSでありVSSという品番です。
これが冠されているダイワのクーラーボックスは、とてもよく冷えて保冷力がキープされると考えてください。
ちなみに真空パネルとは、多孔質素材を金属フィルムで真空パックしたもののことで、ダイワが採用している断熱材の中で最も保冷性能が優れています。
炎天下で長時間使う場合や真夏の車中といったとても過酷なシチュエーションで、大いに活躍してくれるでしょう。
6面真空パネルと発泡ウレタンによって仕上げられています。
ただし、真空パネルは重くなるというデメリットを持っていて、そこに魚を詰めるとかなりの重量になることを覚悟しなければなりません。
最も軽いのは発泡スチロールですが、こちらは保冷力が劣ります。
●VS・・・5面真空パネルと発泡ウレタンで構成されています。
上フタ以外は真空パネルなので、とても保冷力が高いです。
●TSS・・・3面真空パネルと発泡ウレタンで構成されているので、やや軽くなり扱いやすさがアップしています。
ただし、6面真空パネルほども保冷力は高くありません。
●SU・・・1面真空パネルと発泡ウレタンで構成されていて、クーラーボックスの底面1面に真空パネルが装着されているモデルです。
防波堤などかにの熱を、底面でしっかり防ぎたいときなどに重宝するでしょう。
真空パネルが使われていないダイワのクーラーボックス!
ダイワのクーラーボックスには、真空パネルが1面も採用されていないモデルも用意されています。
保冷力は下がるものの、軽さはバツグンなので、持ち運び便利なアイテムとして活用できるでしょう。
●GU・・・発泡ウレタンで全面構成されていて、軽さを確保しながら保冷力も高めています。
発泡スチロール断熱材の保冷力では、ちょっと物足りないと考えている人におすすめです。
●S・・・発泡スチロールで全面構成されているので、軽くて扱いやすいのが魅力です。
販売価格が安いのも、幅広いユーザーを生んでいる理由のひとつでしょう。
発泡スチロールとは、ポリスチレン粒を炭化水素ガスで発泡させたもののことです。
ダイワのクーラーボックスに表示されているKEEP値って何?
ダイワのクーラーボックスには、個々にKEEP値が表示されています。
これは、外気温40℃に調整された恒温室内に、クーラーボックス本体容量の25%に相当する角氷を入れた状態で、角氷が解けて無くなってしまうまでの時間を意味するものです。
例えば、KEEP値50というクーラーボックスがあれば、25%ほどの氷を中に入れておくと、50時間で解け切ってしまうことを表しています。
ダイワのクーラーボックスを購入する際に、とても参考になる数値といえるでしょう。

ダイワのクーラーボックスの中からおすすめのアイテムを選んでみた!
それではダイワのクーラーボックスの中から、おすすめのアイテムを取り上げてみましょう。
まずは、Sタイプ=発泡スチロールを断熱材に利用したモデルから。
容量がやや大きいので、船釣りなどに持ち込むと重宝するでしょう。
上フタに座れるほどの剛性・耐久性がありますから、長く使い続けるのに丁度いいかもしれません。

ダイワ(DAIWA) クーラーボックス ライトトランクα S 3200 IM レッド 32リットル 発泡スチロール
ダイワのライトトランクαシリーズ、3200番のSタイプです。
容量は32Lもありますから、かなり多くの魚を保管することが可能です。
自重は4.6kgと、大きさの割りに軽めに作られています。
内寸は22×56.5×24.5cmで、外寸は31.5×69×34cmなので、全長50cm程度のマダイ・青物・ヒラメ・マゴチなどを複数放り込めるでしょう。
断熱材は発泡スチロールで、保冷力はKEEP76になっています。
外気温40℃の状態で、氷か解け切るまでに76時間かかることになり、日帰りの釣行なら余裕で保冷できることに。
その他のパーツ・機能は、持ちやすいロングハンドル・中にたまった水を抜きやすい水栓・ふんばるマン・イカ様トレー(S)3枚が装備されています。
実際にフィールドで使ってみると、上フタの開閉はカンタンで、手持ちしやすいロングハンドルによって、ボートデッキで動かしやすい印象です。
剛性・耐久性も高いので、水洗いメンテナンスを施せば長く使い続けることが可能でしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
キャンプイベントで用いた際には、飲み物や食べ物などをとてもたくさん収納・保管することができました。
目一杯詰め込んでも、ロングハンドルを手持ちして運べるほどの重量に抑えられています。
帰宅してから中身を取り出し、水洗いメンテナンスを実施しました。
上フタやトレーも取り外ししやすいので、洗い上がりはスピーディー。
しっかりと乾燥させてから冷暗所で保管しておけば、次回のアウトドアイベントにもすぐに持ち出せるでしょう。

ダイワ(DAIWA) クーラーボックス クールラインα VS1500 ゴールド 釣り 小型 15リットル
クールラインαのVSモデル、よく冷える真空パネルを採用したクーラーボックスです。
容量は15Lとコンパクトで、重量は3.6kgに抑えられています。
内寸は17×36×23cmで、外寸は25×47.5×30.5cm。
断熱材には、5面に真空パネルを装着し、発泡ウレタンで仕上げています。
エギングゲームやアジン・メバリング・サビキ釣りなどに重宝するのではないでしょうか。
500mlのペットボトルなら10本収納できますし、ハンドル・ベルト・ふんばるマンなどが装備されています。
実際に釣り場へ持ち出してみると、とてもコンパクトでクルマの中でも場所を取りません。
持ち運びも軽くてカンタン、これならさまざまなシチュエーションで使えるでしょう。
保冷力は高めで、釣り上げた魚を鮮度高く持ち帰るのに適しています。
実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。
上フタは、左右両方から開けることができるので、魚の投入に便利です。
そのまま取り外してしまうことも可能ですから、水洗いして乾かすときに扱いやすいでしよう。
肩ベルトが標準で装備されていて、あちこちへ持ち運ぶのに活用してみてください。
ダイワのクーラーボックスを使いこなしてさまざまなアウトドアシーンを楽しもう!
ダイワのクーラーボックスの特徴や、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
品番が示している内容が分からないと、購入の際に迷ってしまいますから、購入する前に覚えるようにしましょう。
夏場にはかなり暑い日が続くので、時折上フタを開けて氷の解け具合をチェックしてください。
できるだけ日陰に置くほうが、保冷状態の維持はしやすくなるでしょう。
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