先日の6月24日(金)から26日(日)までの3日間、回転寿司チェーン「くら寿司」で「特大切り AIはまち」が販売されました。

このハマチはAIやIoTを活用した「スマート養殖」で育てられたものです。



コスト削減と労働負担の軽減を叶えるスマート養殖は、ゆくゆくは水産業界の活性化や地方創生にも貢献するのではないかと注目を集めています。

今回はスマート養殖の詳細と今後の展望を解説していきたいと思います。

将来的にこの技術が釣り人の皆さんにも恩恵をもたらしてくれるかもしれませんよ。

スマート養殖はどのように行われる?

スマート養殖はくら寿司株式会社の子会社であるKURAおさかなファーム株式会社とウミトロン株式会社とが協働し、日本で初めて成功させた養殖方法です。

ハマチの餌やりはウミトロン株式会社の開発したスマート給餌機「UMITRON CELL」が自動で行います。

スマート給餌機は単に餌やりを行うだけでなく、魚の食欲をAIで画像解析し、餌の量やタイミングを最適化させる機能が備わっています。

つまり無駄な餌の量を削減することができるというわけです。

また、餌やりの記録はスマホで確認することができるため、養殖従事者は毎日船で生け簀に向かう必要がありません。

このように、スマート養殖は餌代や燃料代などのコスト削減と労働負担の軽減、価格の安定を叶えてくれるという大きなメリットがあります。

ちなみにスマート養殖で生育させたハマチは従来の養殖方法で育てたものと遜色ない食味であることが確認されています。

スマート養殖の今後の展望は?

くら寿司プレスリリースの発表によると、2024年頃にはくら寿司で提供するハマチの約3割がKURAおさかなファームによる委託養殖のものになる見込みとのことです。

「特大切り AIはまち」は先月3日間だけの提供でしたが、ゆくゆくは日常的にスマート養殖のハマチが食べられることになりそうです。

また、今後は漁業協同組合などとも連携し、若者の漁業就業や地方創生への貢献にも取り組むとも発表されました。

くら寿司のプレスリリースはここからチェック!

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日本初!AIを活用したハマチ養殖に成功 新商品「特大切りAIはまち」を6月24日(金)から全国で限定販売

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ゆくゆくは釣り人にも恩恵があるかも?!

今回はスマート養殖と今後の展望についてお伝えしました。

スマート給餌機の導入や餌やり状況のスマホ配信は管理釣り場などにも応用できそうな技術です。

もし導入されれば餌代や負担が軽減され、余ったリソースで釣り場環境の充実化が図られるなど、釣り人も恩恵が受けられるかもしれません。

スマート養殖の技術はこれからもさらにブラッシュアップされるそうなので、今後の動向を見守りましょう。

記事読んでたらハマチが食べたくなってきた!という方へ

くら寿司が「AIハマチ養殖」に成功 コスト削減と労働環境改善を叶える驚きの技術とは 将来的には釣り人にも恩恵が?!

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