レビュー
あなたは「次の週末は資格試験の勉強をしよう」「時間ができたらあのテーマの本を読もう」などと思っていても、実際に休日になるとついダラダラとテレビを見てしまったり、スマホで遊んでしまったりして後悔したことはないだろうか。誰しも「重要だが緊急ではないこと」にはなかなか手がつけられず、目先の楽しみを優先してしまいがちだ。
では、人生において「重要だが緊急でないこと」を実行するためにはどうすればいいのだろうか。その疑問に答えてくれるのが本書である。本書で紹介されている朝1時間の行動習慣「モーニングルーティン」を実践するだけで、人生の「種まき」とも呼べる「重要だが緊急でないこと」を着実に実行できるようになる。
本書は、26年間にわたって朝活を続け、朝専用手帳をプロデュースするなどして活躍してきた著者が、朝1時間の「モーニングルーティン」を伝授してくれる一冊だ。無理な早起きをする必要はない。毎日たった1時間の習慣を変えるだけで、自分が理想とする人生を実現できるのだという。
「やるべきことが多すぎて時間が足りない」「自分の将来像が描けない」とお悩みの方も、「モーニングルーティン」を実践することで、キャリアアップに向けた人生の「種まき」を進めることができる。老若男女、学生であれ社会人であれ、人生を大きく変えてくれる一冊になるはずだ。
本書の要点
・本書で紹介される「モーニングルーティン」とは、朝の1時間を使って、大事なことに集中するメソッドだ。前半30分で一日の仕事に優先順位をつけて、仕事の段取りをする。そして後半30分では、緊急ではないが重要な「種まき」タスクを見極めて、それを進めていく。
・重要だが緊急でない「種まき」タスクになかなか着手できないなら、「種まき」タスクを一つひとつの「粒」に分解し、実行可能な状態にしてみるとよい。
・朝の読書は、「種まき」に最適だ。集中しやすいうえ、本で得た知識をすぐに実践できる。
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