RBグループを飛び出した辣腕マルコ・ローゼのボルシアMG改革
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昨シーズンの5位フィニッシュは、決して悪い結果ではなかった。それでもボルシアMGがシーズン終了を待たずして指揮官交代を発表したのは、引く手あまたのこの男を一刻も早く確保するため。マルコ・ローゼの手腕を、見逃してはならない。

文 遠藤孝輔

 2014-15のフースバルレーラー(ドイツ版S級ライセンス)講習を修了した24人の指導者の中で、出世頭と言えるのはブレーメンのフロリアン・コーフェルトだろう。この戦術家に比肩し得る同期が一人だけ存在する。現役時代のネームバリューなら上のトルステン・フリンクスやバイッド・ハシェミアンではない。ボルシアMGの新監督に就任したローゼだ。ザルツブルクU-19を率いた2016-17にUEFAユースリーグ優勝、同クラブのトップチームを率いた直近2シーズンに国内リーグ連覇、ELベスト4進出などの実績を残し、母国の名門で指揮を執るチャンスをつかみ取った。

 この43歳のプロフィールはファンの期待をおのずと膨らませる。現役時代はユルゲン・クロップ率いるマインツでプレー。指導者転身後はトーマス・トゥヘルの下でコーチ経験を積んだ。そして2013年夏、当時RBライプツィヒとザルツブルクのSDを兼任していたラルフ・ラングニックに誘われ、隣国オーストリアに渡った経歴を持つ。その3人の名将がいずれもローゼの資質を絶賛。ボルシアMGのレジェンドで、辛口解説者で知られるローター・マテウスもこう称している。


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