N・フォレストからニューカッスルへ向かうエランガ photo/Getty Images
エランガ獲得で幅が広がる
11日、ニューカッスルはノッティンガム・フォレストから23歳のスウェーデン代表FWアンソニー・エランガの獲得を発表した。移籍金額は6140万ユーロと高額で、今夏の目玉補強の1人と言えるだろう。
情報サイト『Transfermarkt』は、エランガの加入でニューカッスルの前線ユニットがかなり強力になったと新シーズンを楽しみにしている。左ウイングにはイングランド代表のアンソニー・ゴードンがおり、中央にはエランガと同じスウェーデン代表の点取り屋アレクサンデル・イサクが構える。ゴードンとイサクの実力は説明不要だろう。
また見逃せないのが、2024-25シーズンにプレミアで8ゴール12アシストを記録したジェイコブ・マーフィーだ。ゴードンやイサクに比べると地味に映るかもしれないが、30歳にしてマーフィーも全盛期を迎えている。
2024-25シーズンのプレミアリーグ・アシストランキングを見ると、1位はリヴァプールFWモハメド・サラーで18アシスト、2位がマーフィーで12アシスト、そして3位にエランガで11アシストだ。マーフィーとエランガは右サイドのポジションを争うと見られるが、どちらもチャンスメイク力は抜群だ。
市場価値で勝負が決まるわけではないが、イサクの市場価値は1億2000万ユーロ、ゴードンは6500万ユーロ、エランガは4200万ユーロと、3人を合わせると2億2700万ユーロに達する。これは現在のプレミアではマンチェスター・シティのハーランド&マルムシュ&フォーデンの3億5500万ユーロ、アーセナルのサカ&ハフェルツ&マルティネッリの2億7000万ユーロに次ぐリーグ第3位の額となる。
あらゆる相手を苦しめるユニットが揃ったと言えそうで、新シーズンもニューカッスルは見逃せない存在となるだろう。