4月7日スタートの連ドラ「夫よ、死んでくれないか」(テレビ東京)と、10日スタートの「子宮恋愛」(読売テレビ・日本テレビ系)は始まる前から物議を醸していた。


「タイトルがセンセーショナルすぎて、《見る気がなくなる》などと炎上。

特に『子宮恋愛』はターゲットであるはずの女性からも《ゾワゾワする》《いまからでもタイトル変えて》なんて声が上がっていました。賛否の“否”の方が多い印象ですが、2作ともタイトルの変更はなし。《中身を見てくれ》ということなんでしょう」(エンタメ誌編集者)


 ちなみに「夫よ――」は安達祐実(43)、相武紗季(39)、磯山さやか(41)のトリプル主演。「子宮恋愛」の主演は松井愛莉(28)だ。タイトルだけで炎上するドラマがある一方で、テーマそのものが万人ウケしそうもない連ドラも。3日にスタートした栗山千明(40=写真)主演の深夜ドラマ「彼女がそれも愛と呼ぶなら」(読売テレビ・日本テレビ系)だ。


「彼女が――」は“複数性愛”や“複数恋愛”の意味を持つ「ポリアモリー」を取り上げたドラマ。公式サイトには《大学院生の氷雨(伊藤健太郎=27)は、年上のシングルマザー・伊麻(栗山)に惹かれていた。関係を一歩踏み出そうとすると、伊麻は「話しておきたいことがある」と告げ、氷雨を家に招く。そこには、伊麻の【二人の恋人】である、亜夫(千賀健永=34)と到(丸山智己=50)がいて…!》とある。


 ライターの日々晴雨氏は「ポリアモリーを自認する人から話を聞いた経験がありますが」と、こう話す。


「ポリアモリーは造語で、1990年代にアメリカから広まったとされています。

もう少し詳しく言うと、《関係者全員の同意を得たうえで複数のパートナーと関係を結ぶ恋愛スタイル》のこと。まだまだ世間に広く認知されているとは言えませんが、これまでも何度か雑誌やネットなどでこの恋愛スタイルが取り上げられています」



《意味不明》《共感できない》手厳しい感想が目立つ

 が、ポリアモリーについて記事になるたびに、《浮気性とどう違うの?》《そんなの都合が良すぎる》なんて批判コメントで炎上気味になってしまうことが多いんだとか。


「1対1のパートナーシップが基本となっている世の中ですから、風当たりは強い。自分にその傾向があると分かっていても、なかなか告白できず、生きづらさを感じる人が多いようです。認知度も低いですから、ポリアモリーであることをオープンにしている人は少ないように思われます」(前出の日々晴雨氏)


 実際「彼女が――」の初回放送後、ネット上には《不誠実じゃん》《意味不明》《2話からは見ない》《共感できない》などと離脱をほのめかす手厳しい感想が目立ち、炎上ムードも漂う。


「主演の栗山さんは好感度が高い俳優さんですが、共演の伊藤健太郎さんは2020年にひき逃げ事故を起こしたことで、まだまだ世間の目も厳しい。テーマ自体も共感されにくい上に、好感度が高いとは言えない伊藤さんがメインキャストとなると、視聴率や話題性ともに苦戦を強いられるかもしれません」(前出のエンタメ誌編集者)


 今どきは深夜ドラマでも面白ければ、ネットで大きな話題となるが、攻めたテーマの「彼女が――」には早くも逆風が吹き始めて……どこまで視聴者の興味を引けるか。


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