矢沢永吉(75)が5日に更新したインスタグラムで「2025.4.8 19:00 初のYouTube Liveにて大切なお知らせがあります」と告知したことで、ファンや関係者の間で様々な憶測を呼んでいる。
その発表に注目するファンからは「良いニュースでありますように」「気になりすぎです」という声がある一方、「大切…怖いんですけど~」などと、去就に関するものではないかというコメントも報じられている。
「引退説は何度も出ていますからね」と、ある音楽プロデューサーが解説する。
「矢沢さんは生涯現役を掲げていますけど、引退説も一部で囁かれてはいます。2019年と2022年には喉の不調を理由に公演をキャンセルしていますし、22年は日本武道館での150回目のアニバーサリー公演だっただけに、とても苦渋の選択だったと見られていました。今年はソロデビュー50周年ですから、メモリアルツアーなどの発表であっても、それだけじゃない可能性もあるでしょう。年齢も年齢ですから、第一線から退く決意を示す可能性もあるとの見方が出ているのも頷けますよ」
矢沢をめぐっては、今年6月7日からは横浜赤レンガ倉庫で展示企画「EIKICHI YAZAWA 50th Year Memorial Exhibition『俺たちの矢沢永吉』展」が開かれるほか、9月に大阪で開催されることが決定したとアナウンスされている。1975年9月に「I LOVE YOU, OK」でソロデビューして50年の節目とあって、ファンも盛り上がっているのだという。
◆挑戦し続ける矢沢語録「ところてんの原理」
「また何か新しいアクションを起こすのかも」と矢沢を長く取材している音楽ライターはこう言う。
「矢沢さんが『神様』と言って尊敬する『ローリング・ストーンズ』のミック・ジャガーは81歳にして現役ですからね。ミックがランニングに水泳、キックボクシングなどで身体を鍛えているように、矢沢さんも筋トレをボイストレーニングの一環として取り入れたり、食生活に気を配っているのは想像がつきます。映画『お受験 OJUKEN』で実業団の花形ランナー出身のサラリーマンを演じたとき、走るシーンをリアルに演じようとトレーニングに励んでいましたが、そのあたりから、相当鍛え続けていると思いますよ。年齢からくる肉体的な衰えを理由に、一線を退くとは思えません」
あまたの「矢沢語録」でもファンを魅了してきた矢沢は、トレーニングについても一家言あるらしい。このライターはさらにこう言った。
「地道なトレーニングを継続することが確実に体を変える唯一の方法だと言ってますね。また『ところてんの原理』と言い、プチュッと押されたら、もう行くしかない状況に自分を追い込み、新たな挑戦はどんなに怖くても、めんどくさくても、し続けなければならないという信条を語っています。8日のお知らせも、自身初となるYouTubeライブ配信を実施するというのですから、たとえ引退ツアーとしても、それで終わりという発想ではないのでしょう」
70代半ばという年齢であっても、前向きであることに変わりはないらしい。
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