SixTONESの松村北斗(29)とKing & Princeの髙橋海人(26)が10日、都内で行われた丸亀製麺「丸亀うどーなつ」新商品・アンバサダー発表会に出席した。


 同製品について、天然系の高橋のコメントに対し、松村は「驚くくらい柔らかい。

だけど、かみ込んでいくとはね返していく弾力もある。柔らかいバネでも入れているんですか? いちごのバウダーが口の中でジャクジャクするの好きです」と食感を表現。「丸亀製麵で入れる揚げ玉の量で自分の年齢がだんだんわかってくる。年々減っていく」と、わんぱくには食べられないオトナな一面を吐露するなど、パーフェクトなコメントで会場を盛り上げた。


 松村といえば、21年の、NHK連続テレビ小説「 カムカムエヴリバディ」以来、俳優としての活躍目覚ましいが、旧ジャニーズの中では苦労人。


 09年にジャニーズ事務所に入ると、NYC boysとして「女子バレーボールワールドグランプリ2009」のスペシャルサポーターに就任するなど、メジャーデビューへの王道コースを歩んでいた。ところが、11年にメンバーの中島健人(31)と菊池風磨(30)がSexy Zone(セクゾ)でデビューし、NYC boysは空中分解。松村がSixTONESとしてメジャーデビューしたのは、セクゾに遅れること9年の2020年。大学も卒業し、やや落ち着いたデビューとなった。SixTONES、SnowManの中には、なかなかデビューできず芸能界引退を危ぶまれたメンバーも多かったが、松村もまた同様のギリギリの境遇を経験した。


 元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。


「『西園寺さんは家事をしない』のシングルファーザー役を見ても演技力は間違いなく俳優レベル。

脚本の理解力が深く、ご自身でもアドリブなど加えて、より自然に面白い人物を作り上げているはず。印象が強すぎる派手な顔ではないことが強みになり、演技の世界で息長く活躍できるタイプ。花を咲かせるまでにじっくり時間をかけた分、花が落ちて枝になっても存在感のある役者になると思います。大泉洋さんのTEAM NACS好きというあたりからも、ファン側の目線に立てる方で、どういう風に人が楽しむのかを分析し、自分で自分を演出している。逆に自分を他に差し替えれば、育ての親の滝沢秀明さんのように演出もできるし、映画監督、バカリズムさんのようにドラマの脚本に転じることもできる。今後大化けする逸材だと思います」


 旧ジャニーズではキラキラ活躍する仲間を、大学では就職していく同級生を横目に、崖っぷちから這い上がった松村。アイドル以外も才能開花はこれからだ。


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 グループの成り立ちにも紆余曲折のあったSixTONES。関連記事【もっと読む】SixTONES「1ST」には「音楽で勝負」の決意が表れている…では、デビューの背景を伝えている。


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