K-POPガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)が4日、インスタグラムのアカウント名を「mhdhh」に変更した。メンバーのMINJI(ミンジ=20)、HANNI(ハニ=20)、DANIELLE(ダニエル=20)、HAERIN(ヘリン=18)、HYEIN(ヘイン=16)の頭文字をとったものだという。
NewJeansは22年に「PLUS GLOBAL AUDITION」で選ばれたメンバーと同オーディションの広告塔を務めたミンジらで結成。メンバー各々がハイブランドのコスメやファッションアンバサダーをつとめ、日本でも22年、日本レコード大賞最優秀作品賞、翌年、NHK紅白にも出場、日本のCM出演していた。
ところが昨年4月、所属事務所ADOR(アドア)社と親会社HYBEの内紛で、ADOR社代表のプロデューサー、ミン・ヒジン(45)の背任容疑が報じられ、ミン氏が会見で感情をあらわにHYBE幹部に罵詈雑言を浴びせたことで「ADOR社(HYBE)vs ミン・ヒジン」の対立は広まった。
そして11月、NewJeansは専属解約解除を発表するも、ADOR社は「専属解約は有効」とドロ沼化。今年2月にNewJeansが「NJZ」に改名するとADOR社はこれを訴え、3月にソウル地裁が「企画社地位保全、および広告契約締結など禁止仮処分」が下され、先月24日に一時活動中断を宣言。NewJeansは露出できない状態に陥っている。
「今回のアカウント名変更は、NewJeansのメンバー側がとにかくADOR色を消したかったのでしょう。NewJeansはメンバー本人が職場でのいじめについて国会で証言するなど感情に訴える戦略でしたが、アーティスト活動もダメ、NJZに改名してもダメ。ハイブランドのアンバサダー活動もできず、『兵糧攻め』されているに等しい。長期戦になると有利なのは、ADOR社と親会社のHYBE。ネット民はそれに屈さないミン・ヒジンとNewJeansを期待しています」(韓国通ジャーナリスト)
メンバー一丸となって、ADOR社から独立する意向だが、ここにヘインの父親が反対。「ADOR社がヘインの父親に大金をちらつかせて寝返ったのではないかともっぱらだ。
「世界をも動かすHYBEグループはいわば艦隊です。NewJeansのような小舟が独立を勝ち取ったらガールズパワーの象徴になれる。逆にHYBEグループが勝てば韓国の旧態依然とした芸能界の構図があぶり出されるでしょう」(同)
11日のSNSでは、「私たちは今つらい時間を過ごしているけれど……太陽は再び輝くだろう」とコメント。NewJeansのガールズパワーで艦隊を駆逐する日は来るか。
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