黒谷友香(49)ら、多くの俳優・タレント・声優が所属する芸能事務所のスペースクラフト・エージェンシー(以下、スペースクラフト)が14日、創業社長の大西一興氏が退任、木下グループの傘下に入ることが話題になっている。


 かつては神田うの(50)や有森也実(57)が所属し、モデル系タレントの活躍が目立ち経営難を報じられているが……。


「昔は各事務所で所属タレント、モデルのプロフィール写真が載ったカタログが雑誌の編集部や広告代理店に配られ、オスカープロモーションなんかはカタログが電話帳のようだった。当時は所属タレントの数で勝負みたいなところがありました。ところがプロフィールが個人のSNSアカウントに変わり、直接仕事の交渉もDMでできるようになって事務所に所属する必要性がなくなった。準大手のスペースクラフトもコロナ禍前後からタレントが減っていたのは確かですが、どの事務所も同じ。むしろ、木下グループが同社に価値を見出せると判断したことがすごい」(芸能関係者)。



永尾柚乃はCM契約は12社

 同社の“看板タレント”といえば、黒谷友香のイメージが強かった。


「彼女は継続した広告契約はあるけれど、今新規のCMをバンバン取ってきているのは、8歳の永尾柚乃です。彼女が実質的な大黒柱ですよ。オワコンの大人モデルが減って身軽になり、子役が活躍しているあるスペースクラフトの種業態転換に木下グループも着目したのでしょう」(広告代理店)


 永尾柚乃といえば、バカリズム脚本のドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)での、人生を繰り返した子供の役で大ブレーク。鈴木福(20)や芦田愛菜(20)のような全方位的にかわいい子役から、個性派子役というジャンルを確立し、CM契約は12社という人気ぶり。


 同社には永尾柚乃を目指す子役志望者も集まっているという。木下グループは映画映像事業も拡大中で、自社の広告、映像作品へのタレント起用も見込める。

永尾柚乃の活躍がなかったら、今回の吸収合併もなかったかもと言われるほど。


 スペースクラフトは「小さな大女優」8歳の永尾柚乃の活躍がある限り安泰か。


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「科捜研の女」好きというところも渋い永尾柚乃。関連記事【もっと読む】永尾柚乃はもはや子役にあらず …すでに「助演女優レベル」の納得エピソード…では、周囲が絶賛する女優力について伝えている。


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