清原果耶(23)が久しぶりに注目を集めている。清原は現在、映画「片思い世界」で杉咲花(27)、広瀬すず(26)と3人で主演を務めている。

朝ドラヒロイン3人が主演する話題作ながら、公開初日から3日間の観客動員数は約8万1000人、興行収入は約1億6000万円でランキングは初登場3位(7日付の興行通信社発表)。このまま推移すると、筆者の試算によれば最終興収は5億円前後。横浜流星(28)も共演し、作品の前評判が高かったことも踏まえると、消化不良の数字と言えそうだ。


 特に清原に関しては、「『片思い世界』は彼女の代表作品になるのでは……」(映画関係者)とささやかれていた。この作品の脚本は、大ヒット中の松たか子(47)主演映画「ファーストキス 1ST KISS」を手掛けた坂元裕二氏。演出は菅田将暉(32)と有村架純(32)のダブル主演で興収約38億円の大ヒットを記録した映画「花束みたいな恋をした」の土井裕泰監督。土井監督は「花束みたい」も演出し、清原も出演していた。最強コンビが再びタッグを組んだことで、「花束みたい」では有村の陰に隠れてしまった清原の“リベンジ作品”になるという見方が強かった。


■「逃げ恥」「ぎぼむす」が生まれたTBSの看板枠


「清原さんは、7月期に放送予定のTBS系火曜22時枠の連続ドラマ『愛せよ 犬のように正直に』(仮題)で、21年前期の朝ドラ『おかえりモネ』で共演した坂口健太郎さん(33)と再共演するとみられています。あれから4年経ち、女優として成長した姿を披露することができれば、苦戦続きの印象を払拭することができるはずです。今回の『片思い世界』で弾みをつけて、満を持して7月ドラマに臨む計画でした」(スポーツ紙記者)


「おかえり」放送当時の清原と坂口は「現実でも付き合ってほしいくらい息がピッタリ」という声が出ていた。2人の相性の良さは視聴者もよく理解しており、“火曜ドラマ”という、TBSの看板枠に出ることも大きな意味を持つ。

この枠では、今までに新垣結衣(36)の「逃げるは恥だが役に立つ」、綾瀬はるか(40)の「義母と娘のブルース」などが放送されてきた。


「火曜ドラマで主演を張るということは、清原さんの知名度と演技力をTBS側が評価し、“勝算アリ”と判断したという証です。清原さんは22年10月期にヒロインを務めた日テレ系『霊媒探偵・城塚翡翠』以降、ややスランプ気味でしたが、ついに完全復活となりそうです」(ドラマ関係者)


 坂口健太郎の力も借りて、清原が7月期ドラマの“顔”になるかに注目だ。


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