5人組アイドルグループSUPER EIGHTの村上信五(43)が14日、都内で独自の思考法をつづった初の著書「半分論」(幻冬舎刊)の発売イベントを開催。「本日“先生”になりました、村上信五でございます」など、おなじみの軽妙なトークを繰り広げた。
奇しくも同日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、公式サイトで、中国出身の女性の街頭インタビューを不適切に編集して放送した、村上とマツコ・デラックス(52)がMCを務める日本テレビのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」の審議入りを正式に発表。
「この問題のせいで、同番組はウリであった街頭インタビュー企画が放送できなくなった。BPOの審議は今後の番組継続にも関わってきますので、注目が集まっています」(放送担当記者)
村上はグループが改名前の「関ジャニ∞」だった頃から司会業で売れっ子に。バラエティー番組の司会のみならず、五輪やサッカーW杯でも現地でキャスターを務めていた。芸能プロ関係者の話。
「一時期は『NHK紅白』の司会にも意欲満々でした。当時は、同じく旧ジャニーズから司会業で成功した中居正広の後を追って、“ポスト中居”の最有力候補と目されていました」
しかし近年は、「ジャニーズ性加害問題」とそれに伴う事務所移籍やグループ名改名、そして目標だった中居正広氏の「性暴力問題」が明るみになるなど、周辺事情になにかと恵まれない。
そんな事情も関係してか、現在、村上のソロでのMCは「夜ふかし」のみとなってしまった。頼みの綱のその番組も、今回のBPOの審議入りで先行きは不透明だ。
「著書の発売の背景には、そろそろ、MC業からのシフトチェンジを考えていると見る向きもあります。自腹で人型AI・AIシンゴを開発したり、文化放送のラジオ番組『村上信五くんと経済クン』でお金について学ぶなど新たな分野にチャレンジしている」(前同)
村上の次のステージはどこに向かうのか。
◇ ◇ ◇
中居問題をきっかけにテレビ局が疑心暗鬼だ。