芳根京子(28)主演の連ドラ「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系=木曜夜10時)が24日にスタート。芳根が、前期好評だったTBS系の連ドラ「まどか26歳、研修医やってます!」から2期連続で主演ということで注目が集まっていた。
「『まどか』は放送前こそさほど話題にはならなかったものの、初回後すぐに《面白い》と評判に。回を重ねるごとに《いいドラマ》《芳根ちゃんのコメディータッチな演技、好き》などなど、ドラマの内容と芳根さんの演技を褒める声が増えていきました。視聴者から愛されたまどか役のすぐ後なので、芳根さんもプレッシャーでしょうが、ノッているところなのでまたいい演技が期待できそうです」(ドラマ制作会社スタッフ)
「まどか」では現代の26歳の研修医を演じた芳根。「波うららかに」では時代設定もガラリと変わり、昭和初期が舞台となる。昭和11年、交際ゼロ日婚から結婚生活をスタートさせる江端なつ美(芳根)と、江端瀧昌(本田響矢=25)の《“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描いたハートフル・昭和新婚ラブコメ》だ。原作は、西香はち氏による同名コミックで、ドラマではオリジナルストーリーも交えて展開していくという。
芸能ライターのエリザベス松本氏は「当然スマホもない時代ですから、すれ違いもあるでしょうし、何より交際ゼロ日婚でほぼ見知らぬ人と結婚するという設定が、今の時代を生きる若者にとっても、新鮮な思いで視聴できそうです。中でも私が特に注目しているキャストは高橋努さん。高橋さんもドラマに出ずっぱり状態ですが、いまやすっかり《岡部ママ》の愛称が定着しましたね」と笑う。
《岡部ママ》とは、高橋努(46=写真)が出演していた前期の連ドラ「秘密~THE TOP SECRET~」(フジテレビ系)で演じた捜査員の岡部のこと。「秘密」は板垣李光人(23)と中島裕翔(31=Hey! Say! JUMP)がダブル主演を務めたが、岡部は板垣演じる牧を常に見守り、何かにつけて世話を焼くという役柄。ドラマ内の癒やし的存在であることから、ネット上では《岡部ママ》というあだ名に。
「高橋さんは身長182センチで筋肉質、コワモテなルックスが印象的ですが、岡部役では《ママ》呼びがなぜかぴったりと似合っていた。『秘密』の中では一番の人気キャラクターとなりましたね。間違いなく高橋さんの代表作と言ってもいいかと。『波うららかに』では《岡部ママ》から一転、厳格な昭和の父に。次はどんな表情を見せてくれるのか注目です」(前出のエリザベス松本氏)
高橋といえば、前々期の朝ドラ「虎に翼」では記者の竹中役を演じ、印象に残っている人も多いはず。デビューは2004年、役者のキャリアは21年目だが、このところビッグウエーブ到来といった印象である。
「ドラマの役柄に愛称が付いて広まるというのは、それだけ視聴者の心に残る演技だったということ。ご本人もクランクアップ後のインタビューで岡部について『いい役、いいキャラクターだったので名残惜しさもありますね。でもやり切った感じもあります』と答えていますから、手応えが相当あったんでしょう」(エンタメサイト編集者)
当たり役からすぐに切り替えて別の役を生きる。役者稼業も大変だが、芳根に加えて高橋の“切り替え”を楽しみに待つ視聴者も多そうだ。
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